【7月16日 AFP】第2次世界大戦(World War II)以降初めて自衛隊の海外での戦闘につながる可能性のある安全保障関連法案が衆議院を通過したことを受け、中国政府は16日、日本に対し「地域の平和と安定を損なわないよう」求める声明を発表した。

 中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は同省のウェブサイト上で発表した声明で、「日本が専守防衛政策を放棄するのかを問いただすことは、全面的に正当化される」「中国の主権と安全保障上の利益を脅かすことを控え、また、地域の平和と安定を損なわないよう、日本側に強く促す」と述べた。

 また、安保関連法案の可決について「第2次世界大戦(World War II)以降で前例のない動き」と指摘した。(c)AFP