【7月15日 AFP】カメラに簡単な工夫をすることによって、普段は見えないクロヒョウの斑点模様を撮影することに、豪ジェームズクック大学(James Cook University)の研究者らが成功した。この撮影方法によりクロヒョウの個体を識別できるようになり、保護活動に役立つという。

 マレー半島(Malay Peninsula)のヒョウを調査していた研究者らは、同半島に生息するヒョウの大半が真っ黒な体を持つことから、個体の識別をすることができないでいた。しかしある日、森に設置された自動撮影カメラが赤外線フラッシュを照射して撮影したクロヒョウの体に、斑点模様がくっきりと浮き出していることを、偶然発見した。

 マレーシア半島(Peninsular Malaysia)北東部でこの方法を用いて調査したところ、クロヒョウの94%の個体を正確に識別できたという。(c)AFP