【7月14日 AFP】米ウィスコンシン(Wisconsin)州のスコット・ウォーカー(Scott Walker)知事(47)は13日、来年の米大統領選に向けてすでに多数が立候補を表明している共和党の指名争いに加わる意向を明らかにした。労働組合に対する強硬姿勢で知られるウォーカー氏は、自身の保守派としての実績を全米に売り込んでいきたいと話している。

 ウォーカー氏は過去に労働組合と激しい対決を繰り広げたことで全米にその名が知られるようになった。同氏はこれまでにも立候補の可能性が広く取り沙汰されてきていたが、同日ツイッター(Twitter)で出馬を表明。その理由として、「米国民には、国民のために闘って勝利する指導者がいてしかるべきだからだ」と記した。同日中に地元ウィスコンシン州で演説が予定されている。

 これで共和党からの出馬を表明した候補者は15人となった。さらにオハイオ(Ohio)州のジョン・ケーシック(John Kasich)知事も、今月中に立候補するとみられている。

 米政治系ウェブサイト「RealClearPolitics.com」が複数の世論調査結果をまとめたところによると、現時点での支持率でウォーカー氏は、ジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)元フロリダ(Florida)州知事に次いで2位につけているという。(c)AFP