【7月14日 AFP】南米3か国を駆け足で訪れたローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は13日、元気の秘訣を記者に質問され、「薬物の摂取」は自分には必要ないとジョークを飛ばした。

 78歳の法王は、1週間でエクアドル、ボリビア、パラグアイを訪れ、20回以上の演説と数回のミサを行った。

「私が薬物をやっていると言いたいのだろうね!」と、法王はパラグアイの首都アスンシオン(Asuncion)からイタリア・ローマ(Rome)に向けて飛行機で帰国の途に就く際にジョークを飛ばした。

「私を助けてくれているのはマテ茶だ」とローマ法王は、母国アルゼンチンで人気の伝統的なカフェイン入りのお茶の存在を挙げた。

「コカは試したことない。それははっきりさせておかないと」とローマ法王は笑みを浮かべてコメントした。ボリビア当局は、海抜3600メートルにあるボリビア・ラパス(La Paz)の高度に対応するために、法王がコカの葉をかんだことを否定しないと発表していた。

 コカは、南米の西部に自生し、精神活性作用のあるコカイン成分を含むことで世界的に知られている。葉をかんだり、お茶にして飲んだりした場合は、コカインを使用したときほどの強烈な恍惚感をもたらすことはない。(c)AFP