【7月10日 AFP】(一部更新、写真追加)バングラデシュ北部マイメンシン(Mymensingh)で10日未明、衣料品を無料配布していたかみたばこ工場で将棋倒しが発生し、少なくとも24人が死亡、50人以上が負傷した。地元警察当局が明らかにした。

 警察によると、工場の所有者らがイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の慣例にならって貧しい人々に衣料品を無料で配ると宣言したため、集まった群衆が工場内に入ろうと狭い門に殺到し、将棋倒しが起きた。群衆の数は、午前4時45分(日本時間同7時45分)ごろには最大1500人に達していたという。

 警察ではこれまでに24人の遺体を収容したが、死者は増える恐れがあるという。また地元メディアは、負傷者も多数出ていると報じている。警察は、安全対策を怠った疑いで、工場の所有者ら7人の身柄を拘束した。(c)AFP