【7月9日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は9日、内戦が続くシリアから周辺諸国に逃れた難民の数が400万人を超えたと発表した。過去10か月で100万人増えたとしている。

 UNHCRによると、近隣諸国に滞在するシリア難民の数は401万3000人以上に達した。トルコに流入するシリア難民の数が急増していることが背景にあり、このペースが続けば難民数は年末までに427万人にふくれあがる見込みだという。

 AFPの取材に応じたUNHCR報道官によると、現在のシリア難民の数はUNHCRが関わった単一の紛争による難民としては過去23年間で最多で、1992年のアフガニスタン難民460万人に迫っているという。(c)AFP