【7月9日 AFP】エルサレム(Jerusalem)で8日、イスラエルのユダヤ人とアラブ人女性らが、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での昨年の紛争から1年が経過し、パレスチナ人との和平を求め集団断食を開始した。

Women Wage Peace(女たちは平和を闘い取る)」のメンバーらは、エルサレムにあるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の公邸前に抗議キャンプを設置し、ガザ紛争期間の50日にわたり、交代で断食を実施する。

 5人一グループが25時間から50時間断食を行い、次のグループにバトンタッチする。グループを立ち上げたマリリン・スマジャ(Marie-Lyne Smadja)氏(54)が、「私は断食中」のサインを首から下げ、仲間と説明した。約300人の女性がこの抗議行動に参加予定だという。

 過去6年間に、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)を中心とするパレスチナの武装勢力とイスラエルの間で、3度の紛争が起きている。

 昨年7月から8月の50日間におよんだ紛争では、子ども500人以上を含むパレスチナ人2251人が死亡。イスラエル側では兵士67人を含む73人が死亡した。(c)AFP