【7月8日 AFP】これは史上最大のヘビー級の対戦になるかもしれない──。重量4トン、高さ4メートルの日本製ロボット「クラタス(Kuratas)」が、映画『トランスフォーマー(Transformers)』から抜け出てきたような米国のロボット「MegaBot(メガボット)」と対決する運びとなりそうだ。

 水道橋重工(Suidobashi Heavy Industry)の倉田光吾郎(Mitsugoro Kurata)氏は、この対決を、日本のロボット文化をかけた戦いだと決意する。

「ええ。やりますよ、僕は。絶対に」と英語のサブタイトルが付いたユーチューブ(YouTube)の動画で宣言する倉田氏。「われわれが考えるのはやはり、格闘戦。ぶん殴って倒して勝つっていうのを、やっぱりやりたいですよね」と意気込んでいる様子だ。

 この倉田氏の動画は、ペイントボール弾を発射するロボットを開発したMegaBotsから出されたクラタスとの対決の提案に応じたものだ。動画の中で倉田氏は「油圧」と書かれた日の丸をまとっている。

 MegaBotsは先月、「水道橋。俺たちには巨大ロボットがある。お前たちにも巨大ロボットがある。次に何が必要かは分かるだろう?俺たちは決闘を申し込む」と挑戦状の動画を送りつけてきた。

 動画では、「双方ともに戦うための改造が必要になってくるだろう。だから良く準備して、そして戦場を選べ。一年後に、そこで戦おう」と提案しており、また米国側のロボットに「ものすごい、でかい、銃」が搭載されていることも明らかにしている。

 挑戦状を受け取った倉田氏は、「もうちょっとカッコ良く作れよと言いたいですよね。デカいものに銃つけりゃいいっていう。アメリカ丸出し」と辛らつな口調で応じ、「海外に取られたくない。日本文化じゃないですか、巨大ロボって」と話した。

 動画は以下のサイトで見ることができる。

MegaBotsからの挑戦: https://www.youtube.com/watch?v=XVJTGLL2SnI#t=13

水道橋重工の対応: https://www.youtube.com/watch?v=4QLR-fWk66M

(c)AFP