【7月8日 AFP】米サウスカロライナ(South Carolina)州で7日、F16戦闘機と小型飛行機が空中衝突し、小型機に乗っていた2人が死亡、周辺の広い地域に残骸が落下した。

 米連邦航空局(US Federal Aviation AdministrationFAA)によると、衝突は同日の正午近くに、同州チャールストン(Charleston)の北方約20キロの地点で発生した。

 米運輸安全委員会(National Transportation Safety BoardNTSB)報道官がAFPに語ったところによると、2人乗り単発小型機に搭乗していた人は2人とも死亡した。現在のところ身元は発表されていない。

 一方、米空軍はF16を操縦していたのは同州にあるショー空軍基地(Shaw Air Force Base)に所属するアーロン・ジョンソン(Aaron Johnson)少佐だったことを確認した。ビジネス特化型SNS最大手リンクトイン(LinkedIn)の掲載情報によると2005年からF16のパイロットをしていた同少佐は、射出座席で脱出し、地上に帰還したと現地メディアは報じている。

 機体の残骸は湖畔の街モンクス・コーナー(Moncks Corner)近くの広い範囲に落下した。住民は地元メディアに空から「火の玉」が落ちるのが見えたと語っている。

 現場付近は戦闘機が訓練を行う「軍事行動地域」として航空図に載記されているが、近くには小規模の民間飛行場もある。(c)AFP