【7月7日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)決勝で米国代表に敗れ、大会連覇を逃した女子日本代表「なでしこジャパン」だが、チームを率いる佐々木則夫(Norio Sasaki)監督は続投に意欲を示し、2016年のリオデジャネイロ五輪出場に向けて集中していると語った。

 五輪出場を争うアジアのライバルには、今回のW杯で決勝トーナメントまで進出したオーストラリア、韓国、中国がいる。そのため佐々木監督は、「アジアから五輪に出場できるのは2チームだけなので、厳しい戦いになる」との見解を示した。

 5日に行われた決勝でなでしこは、開始16分間でまさかの4失点を喫した。最終的には2-5で敗れ、米国代表に1991年大会と1999年大会に続く通算3度目の優勝を許している。

 女子の日本代表と米国代表が大舞台の決勝で顔を合わせたのは、日本が栄冠に輝いた2011年大会と、米国が金メダルを手にした2012年のロンドン五輪に続き、今回が3度目となっている。

 佐々木監督は、「これで日本サッカーが終わったわけではありません。これからはリオ五輪出場に向けて精力的に動いていくし、明日から準備を始める必要がある。それに、1か月以内には東アジアカップ(EAFF East Asian Cup 2015)もあります」と語った。(c)AFP