【7月6日 AFP】15F1第9戦英国GP(British Grand Prix 2015)は5日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が2季連続で母国GPを制した。

 シーズン5勝目を挙げたハミルトンは、1999年と2000年に優勝したデビッド・クルサード(David Coulthard)氏以来となる英国人ドライバーの連覇を達成している。 

 2位にはニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が入り、メルセデスがまたもワンツーフィニッシュを飾った。そして3位にはフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が続いた。

 1992年以来最多となる14万人の観客が見守る中でレースを制したハミルトンは、今季の獲得ポイントを計194に伸ばし、第8戦で10に縮められたロズベルグとのポイント差を17に広げた。

 スタートでポールポジションのアドバンテージを失ったハミルトンだったが、絶妙なピットストップで再びリードを奪うと、最後は2位ロズベルグに10秒956差をつけて自身3度目の母国GP優勝を果たし、通算勝利数を38まで伸ばした。 

 スタートから20周目まで先頭を走ったウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が4位となり、同じくウィリアムズのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)は5位だった。

 6位にはレッドブル(Red Bull)のダニール・クビアト(Daniil Kvyat)、7位にはフォースインディア(Force India)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が入った。 

 序盤のタイヤ交換が奏功しなかったフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)は8位に終わり、フォースインディアのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は9位となった。

 そして世界王者に2度輝いているマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は10位となり、今季初めてポイントを獲得した。(c)AFP/Tim Collings