【7月5日 AFP】米ニューヨーク(New York)市で4日、毎年恒例のホットドッグ早食い大会が開催され、男性部門は昨年まで8連覇の「ジョーズ(Jaws、顎)」ことジョーイ・チェスナット(Joey Chestnut)さん(31)が、長年のライバルで昨年2位の「メガトード(Megatoad、巨大ヒキガエル) 」ことマット・ストーニー(Matt Stonie)さん(23)に敗れた。

 大会はブルックリン(Brooklyn)区の行楽地コニーアイランド(Coney Island)にあるホットドッグ店ネイサンズ(Nathan's)で米独立記念日の7月4日に毎年開催され、テレビで生中継されている。今回ストーニーさんは10分間に62個のホットドッグを飲み込み、チェストナットさんに2個差をつけて雪辱を果たした。

 ストーニーさんは賞金1万ドル(約120万円)とホットドッグに欠かせないマスタードに合わせた黄色のチャンピオンベルトを獲得。大会を生中継したスポーツ専門チャンネルESPNに対して、「このために真剣に練習してきた。(優勝できたのは)素晴らしい」と話し、出場者は単に会場でホットドッグを食べるのではなく、練習し身体のコンディションを整えていると説明した。

 敗れたチェスナットさんはがっかりした様子で「俺に張り合えるやつを長いこと探してきたが、ようやく現れた」と語り、来年の大会で王座奪還に挑むと付け加え、「あいつのおかげで腹が減ってきたぜ」と述べた。

 女性部門では須藤美貴(Miki Sudo)さんが10分間に38個を食べ、2連覇を達成した。(c)AFP