【7月5日 AFP】欧州連合(EU)などが求める財政緊縮策への賛否を問う国民投票を翌日に控えた4日、ギリシャの首都アテネ(Athens)の空港では外国人観光客に混ざって投票のために一時帰国した国外在住のギリシャ人の姿も見られた。

 ギリシャ国外で暮らしている有権者は約100万人。今回の国民投票は国内でしか投票できないため、投票を希望する国外在住者は帰国しなければならない。

 キプロス在住の男性(60)は緊縮策に賛成票を投じて1~2日のうちにキプロスに戻ると話した。同じくキプロス在住で、国民投票のため夏休みを早めに取ったという60代後半の大学教授の男性は、最終的には友人らと直接話してから決めるが恐らく反対票を投じると述べ、「どちらの結果でも大した差はない。特に今回のように拮抗した状況では」と語った。(c)AFP