【7月4日 AFP】カナダ・トロント(Toronto)最大の空港、トロント・ピアソン国際空港(Toronto Pearson International Airport)で3日、給油作業員が突然ストライキを起こし、発着予定の200便以上が欠航、数百便が遅延した。

 便によっては数時間以上遅延した便もあり、ターミナルや搭乗手続きカウンターに多くの人々があふれるなどして空港は混乱した。

 同空港は声明で「トロント・ピアソン国際空港は、航空会社共同事業体の給油部門に問題が発生し、運航に乱れが生じています」、「給油作業の人手が足りず、航空機の移動に大きな影響が出ています。午後5時(日本時間4日午前6時)現在、185便が欠航しています」と発表した。

 同空港のウェブサイトではその後、さらに30便以上の欠航が伝えられた。

 トロントの航空給油企業「Consolidated Aviation Fueling of Toronto」の従業員の一部は、エア・カナダ(Air Canada)とウエストジェット航空(WestJet)が主導する共同事業体が同企業との契約を更新しないことに抗議して、突然ストライキを起こしたとみられている。(c)AFP