【7月4日 AFP】4日に独立記念日を迎える米国では、テロ攻撃を警戒して全土に厳戒態勢が敷かれている。米連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省(Department of Homeland SecurityDHS)と、国家テロ対策センター(National Counterterrorism Center)は連名で、独立記念日の連休中に攻撃が仕掛けられる恐れが高まっているとして注意を喚起した。

 中でも独立記念日関連のイベントなどに多くの人出が見込まれる米最大の都市ニューヨーク(New York)は、アンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)州知事が「テロの最大の標的であるということは痛感させられている」として「米国の誇る自由をたたえるだけでなく、周囲によく注意し、あやしい動きがあれば報告するように」と人々に呼び掛けた。

 首都ワシントン(Washington D.C.)や2013年にマラソン大会で爆破事件が起きたボストン(Boston)などでも警備が強化されている。ただ、これまでのところ特定の脅威の可能性が考えられているわけではない。(c)AFP