【7月3日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」は2日、シリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)から盗み出され、北部アレッポ(Aleppo)県に持ち込まれた彫像を破壊する戦闘員を写したとする画像を公開した。

 ISはインターネットで発表した声明で、「アレッポ県ウィルヤト(Wilyat)のISの検問所で、パルミラから持ち出した彫像数体を運んでいる人物を拘束した」「犯人はマンビジュ(Minbej)のイスラム裁判所に連行され、犯人への懲罰と彫像の破壊が決定された」と述べている。声明には複数の胸像がハンマーで破壊される画像が添付されていた。

 シリアの遺跡保存当局者は、破壊されたのは「パルミラの墓所から盗まれた彫像8点とみられる」と述べ、「盗まれたことよりも破壊されたことのほうがひどい。もう戻ることはないのだから」と語った。

 ISは彫像や墓標をイスラム教で禁じられている偶像崇拝とみなしており、これまでにもシリアやイラクの支配地域にある遺跡を破壊している。(c)AFP