【7月4日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)は3日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-2、4-6、7-5でヘザー・ワトソン(Heather Watson、英国)を下し、4回戦に進出した。

 今季の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)と全仏オープンテニス(French Open 2015)を制し、年間グランドスラム(四大大会)制覇に向けてすでに折り返しているセレーナは、ワトソンに敗退の瀬戸際まで追い込まれたがフルセットの末競り勝ち、6度目の大会制覇へ歩みを進めた。

 世界ランク59位のワトソンは、ファイナルセットに二度ブレークを奪うなどマッチポイントを迎える場面もあったが、子どもの頃のアイドルである33歳のセレーナからの金星に一歩及ばなかった。

 通算21度目の四大大会制覇に挑むセレーナは、「タフな敗戦は経験してきましたが、ヘザーはホームの観客の後押しを受けていましたし、恐らく今日の試合が一番タフな試合だったと思います」と語った。

「彼女は信じられないプレーをしていましたし、勝利に値したと思います」

 セレーナと同様、ウィンブルドンで5度優勝している第16シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国) は、同日の試合でアレクサンドラ・クルニッチ(Aleksandra Krunic、セルビア)に6-3、6-2で勝利しており、4回戦ではヴィーナスとセレーナの姉妹対決が実現することになった。

 両者のグランドスラムでの姉妹対決は、2009年のウィンブルドン決勝以来となる。(c)AFP/Dave JAMES