【7月2日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で今年3月、イスラム教の聖典コーラン(Koran)を焼いたとの虚偽の疑いを掛けられた女性が群衆に殺害された事件の控訴審で、カブール控訴裁判所は、4被告に対する1審の死刑判決を破棄し、禁錮10~20年に減刑する判決を下した。同裁判所の判事が2日、明らかにした。

 同裁判所のナシル・ムリド(Nasir Murid)長官はAFPに「控訴裁判所は3被告を禁錮20年、1被告を禁錮10年に減刑した」と語った。

 地元メディアによると、控訴審は非公開で行われ、判決は1日に言い渡されたという。殺害されたファルクンダ(Farkhunda)さん(当時27)の兄弟はAFPに、家族は裁判に呼ばれておらず、判決についてもまだ聞かされていないと述べ、「どのような判決であろうと認めるつもりはない」と語った。(c)AFP