【7月2日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)はふくらはぎの負傷により、予定されていたセンターコートでのサンティアゴ・ヒラルド(Santiago Giraldo、コロンビア)戦を棄権した。

 錦織は6月のゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2015)で左脚のふくらはぎを痛め、アンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)との準決勝を棄権していた。

 錦織は1回戦で、5セットに及んだ戦いの末にシモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli、イタリア)を下していたが、そのときに痛みがぶり返したとしている。

 錦織は、「5セット目に悪くなってかなり痛みが出た。今日は歩いたり走ったりしても痛みがあったので、プレーしないことにした。シモーネ戦でかなり悪くなった。どうやって切り抜けたかわからないくらい、なんとか勝った感じだった」と語っている。

 錦織にとっては、キャリアでたびたび苦しんできた故障にまたしても悩まされる結果になった。錦織は右肘の手術を受けたあと、2009年4月から2010年4月にかけて長期離脱している。

 全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で決勝進出を果たした2014年にも、腰を痛めてマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2014)決勝を棄権しており、全仏オープン(French Open 2014)もその影響が残るなかでの出場を余儀なくされた。

 錦織は、「こうなったのは残念。特にグランドスラムだし、すごくすごく悲しいし、がっかりしている。だけど次に向けて準備はするし、100パーセントでプレーできるはず。立ち止まることはないし、毎回、けがで立ち止まるわけでもない」とコメントした。

 ヒラルドは3回戦で、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に勝利した主催者推薦のデニス・クドラ(Denis Kudla、米国)と対戦する。(c)AFP