【7月1日 AFP】韓国政府は1日、中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory SyndromeMERS)コロナウイルスの影響で激減した外国人観光客の回復策として、中国と東南アジアからの観光客を対象とした、ビザ(査証)代免除などの緩和措置を発表した。対象となるのは中国、カンボジア、インドネシア、フィリピン、ベトナムからの観光客。

 韓国でのMERS感染者は182人にのぼり、33人が死亡しているが、6月30日までの4日間は新たな感染者は出ていない。

 こうした状況から、観光シーズンピークの7月と8月を迎えるにあたり、韓国法務省は緩和措置対象国について、すでに発給済みのビザの有効期間をさらに3か月延長すると発表した。3月1日から6月30日までに発給されたビザは、有効期限が3か月から6か月に自動的に延長される。

 さらに団体観光客については6日から9月30日までビザ代を免除するという。(c)AFP