【7月1日 MODE PRESS】「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の共同創業者で2011年にブランドを去ったタマラ・メロン(Tamara Mellon)氏が、2013年に立ち上げた自身のブランドに裏からの働きかけで損失を与えられたとして、同社に抗議した。

タマラ氏の弁護士が同社に宛てた抗議書簡は「ジミー チュウは主なサプライヤーに直接働きかけ、タマラ氏との取引を行わないよう圧力をかけている」と非難しており、タマラ氏の会社を支援しないよう「多数の主要なサプライヤー」に強要する行為が欧州連合(EU)の独占禁止法違反にあたると主張している。

さらに書簡によると、「ジミー チュウ」と複数の主要サプライヤーは「ジミー チュウとの契約期間中、直接あるいは間接的にタマラ・メロンと協力したり、その製品を製造したりしない」という文言を含んだ契約を結んでいるという。

一方、「ジミー チュウ」側はそうした主張に反論し、この申し立てについて「はっきり争われるべきだ」とする声明を発表した。同社幹部は「現在は書簡を評価中だ。初期段階の見解としては、この苦情には何ら評価に値する点はなく、はっきりと争われるべきだと考えている。手続きが完了するまではコメントを控えさせていただく」と述べた。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS