【6月30日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)で29日夜、イスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力フーシ派(Huthis)の指導者2人を狙った自動車爆弾による攻撃があり、女性8人を含む少なくとも28人が死亡した。攻撃について、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が犯行声明を出した。

 治安筋によると、攻撃は家族の葬儀に参列していたフーシ派の指導者ファイサル・ジャヤチェ(Faycal Jayache)、ハミド・ジャヤチェ(Hamid Jayache)兄弟を狙ったものとみられている。

 目撃者によると、攻撃があった後、フーシ派はサヌア中心部周辺を封鎖し、被害者の避難を支援する救急隊以外、通行できなくなっている。

 インターネット上に掲載された声明でISは、サヌアの「シーア派の巣」に対する攻撃を計画したと述べている。(c)AFP