【6月29日 AFP】男子テニスのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)は28日、肘の故障のため、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)を欠場することを発表した。

 33歳のフェレールは、29日に開幕するグラス(芝)コート開催の四大大会(グランドスラム)1回戦で、ジェームズ・ワード(James Ward、英国)と対戦することになっていた。

 しかし、2012年から2年連続でウィンブルドン8強入りを果たしている第8シードのフェレールは、肘にさらなる負荷をかけるリスクを回避することを選択した。

 28日に主催者が出した声明には、「ダビド・フェレールは、肘の故障により、男子シングルスを棄権します」とある。

 元全仏オープンテニス(French Open)ファイナリストのフェレールは、出場権をラッキールーザーのルカ・ヴァンニ(Luca Vanni、イタリア)に譲った。

 この結果、2013年大会覇者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)とフェレールによる準々決勝の可能性はなくなり、フェレールと4回戦で対戦するはずだったラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)にとっては、大きな山が一つ消えたことになる。(c)AFP