【6月26日 AFP】NBAドラフト2015は25日、米ニューヨーク(New York)市のバークレイズ・センター(Barclays Center)で開催され、全体1位指名権を持つミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)が、ケンタッキー大学(University of Kentucky)のカール・アンソニー・タウンズ(Karl-Anthony Towns)を指名したほか、上位5人までのうち2人が欧州勢となった。

 19歳のタウンズは、2014-15年シーズンに1試合平均10.3得点、6.7リバウンド、2.3ブロックの成績を残すと、母校のケンタッキー大学は、2015年のNCAA男子バスケットボール・トーナメント(NCAA Men’s Basketball Tournament)準決勝でウィスコンシン大学(University of Wisconsin)に敗れるまで連勝街道を突き進んでいた。

「このために生まれてきた」と語ったタウンズは、「すぐにでもリーグになじみ、多方面で活躍していきたい。勝利を目指す姿勢を示していくよ。個人の成績にはこだわらず、チームの成功を追求していく」と意気込んだ。

 ティンバーウルブズは、2004-05シーズン以降はプレーオフに進出しておらず、通算成績でも2005-06シーズンから負け越しが続いている。

 先日のドラフトロッタリー(抽選会)で全体1位指名権を獲得したティンバーウルブズは、2013年のアンソニー・ベネット(Anthony Bennett)に続き、2014年にはケビン・ラブ(Kevin Love)とのトレードでクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)からアンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)を獲得しており、この3年間の全体1位指名選手が、史上初めて一緒にプレーする可能性がでてきた。

 全体2位指名権を持つロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は、オハイオ州立大学(Ohio State University)のディアンジェロ・ラッセル(D'Angelo Russell)、全体3位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)は、デューク大学(Duke University)のジャリル・オカフォー(Jahlil Okafor)を指名した。

「夢のようだ」と喜んだラッセルは、「僕は勝利に貢献できる選手だ。実力を発揮できる手応えはある」とコメントしている。