【6月25日 AFP】米アラバマ(Alabama)州議会議事堂前に掲揚されていた南北戦争時代の「南部連合旗」が24日、撤去された。南東部サウスカロライナ(South Carolina)州の教会で黒人9人が死亡した銃乱射事件を受け、米国内ではこの旗をめぐる議論が再燃し、旗を撤去しようとの動きが増えている。

 州都モンゴメリー(Montgomery)にある議事堂で同日、敷地内の南北戦争戦没記念碑の横に、長い間掲揚されていた南部連合旗が、2人の作業員によって静かに素早く降ろされた。

 ロバート・ベントレー(Robert Bentley)アラバマ州知事は、南部連合旗の撤去は「部分的には」、人種差別が動機とされるサウスカロライナでの銃乱射事件を受けた措置だと述べた。

「これはわれわれが前進するにあたって、大きな混乱を招く恐れがあった。増税や他にしなければならない仕事があり、旗を降ろすのは私の決断だ」と同州知事は語った。(c)AFP/Robert MACPHERSON