【6月24日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)のオーナーと、カタールが、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)を手中に収めようとしている。24日、英経済紙フィナンシャル・タイムズ(Financial TimesFT)が報じた。

 スポーツ界で強力な支配力を持つスティーブン・ロス(Stephen M. Ross)氏と、同氏が保有する企業「RSE Ventures」は、カタール・スポーツ・インベストメンツ(Qatar Sports InvestmentsQSI)の後ろ盾を得て、ロンドン(London)に拠点を構える企業「CVC Capital Partners」から35.5%の株式を購入した後、最終的には全株式を買収するつもりだという。

 これは、米国でのF1人気を加速させるための動きだろうと予測されており、FT紙は、F1の最高責任者を務めるバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏が保有する5%の株式を売却するつもりだと報じている。

 各チームの経営陣は、特別観覧席の多くが売れ残り、テレビの視聴率が下落する中、一部のドライバーがレースを席巻していることで、F1人気は危機的状況にあるとしている。(c)AFP