【6月16日 AFP】エジプトの裁判所は16日、2013年に失脚したムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)元大統領に対し、パレスチナ自治区のイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)やレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)、そしてイラン政府のためにスパイ活動を行っていたとして、終身刑を言い渡した。

 また同裁判所は、2005~13年の間に機密文書を国外へ持ち出したとして起訴された他の16被告に対する死刑判決を確定した。同裁判所は今後、2011年に当時のホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領政権を打倒した民衆蜂起の際に起きた脱獄事件に関連する別の裁判で、モルシ元大統領と他の100被告に下した死刑判決を確定、あるいは減刑するかどうかを決定しなければならない。(c)AFP