【6月16日 AFP】米共和党のジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)元フロリダ州知事(62)は15日、次期大統領選挙への出馬を表明した。ブッシュ氏の政治的な血筋について懐疑的な有権者らの票も取り込んでいくことを目指し、同氏は、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の在任期間8年の後は、「米国はもっと良くなってしかるべき」だと訴えた。

 立候補を長く模索してきたブッシュ氏はついに、同州マイアミデード・カレッジ(Miami Dade College)で正式に出馬宣言した。

 ジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元米大統領を父親に持ち、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前米大統領を兄に持つジェブ氏だが、それよりも自身の政治的ビジョンとフロリダ州知事を2期務めた経験を前面に押し出した。

「われわれは雇用創出と中小企業創出でフロリダを全米1位にした」と述べたブッシュ氏は、190億ドル(約2兆円)規模の減税に成功した事実を強調した。「われわれは現況を改めることができる。なぜなら実績があるからだ」と語った。(c)AFP/Diego URDANETA