【6月11日 AFP】東京の街中を徘徊する巨大な爬虫(はちゅう)類──といっても、破壊的なエネルギーの熱線を放ちながら東京の街を踏みつぶしたゴジラ(Godzilla)とは違い、巨大な亀の「ボンちゃん」は何をするにもゆっくりだ。

 全長1メートル、体重70キロのケヅメリクガメのボンちゃんは、葬儀社を営む飼い主の三谷久夫(Hisao Mitani)さんと共に日々ゆっくりと散歩する姿が、東京・月島の街中でよく見られる。

 AFPの取材に応じた三谷さんによると20年前、妻がペットショップで見かけて一目ぼれしたため飼うことになった。当時のボンちゃんはとても小さく、手のひらに収まるサイズだったという。

 ボンちゃんは普段、三谷さんの葬儀社にある囲いの中で過ごしており、訪れる人を出迎えている。その巨大なサイズや、寒い季節に三谷さんが着せるフリルの衣装などもあって、ボンちゃんは地元で相当な人気者。三谷さんも地元で「亀仙人」と呼ばれ親しまれている。(c)AFP