【6月5日 AFP】「切り裂きジャック(Jack the Ripper)」を追っていた刑事の日記や、悪名高いクレイ兄弟(Kray Twins)が殺人に使った毒が詰まった注射器──英ロンドン警視庁(Metropolitan Police)に属する「犯罪博物館(Crime Museum)」の収蔵品が、今年10月から始まるロンドン博物館(Museum of London)の特別展「暴かれる犯罪博物館(Crime Museum Uncovered)」で初めて公開される。

 展示品は他に「大列車強盗(Great Train Robber)」たちのシャンパンや、硫酸風呂で被害者の遺体を溶かした連続殺人犯ジョン・ヘイグ(John Haigh)が使った道具、第2次世界大戦後のロシアのスパイ組織が使用した道具など約600点に上り、「諜報」「テロリズム」といったテーマごとに英国の過去140年の犯罪史を振り返る内容となっている。(c)AFP