【6月4日 AFP】米軍当局は3日、炭疽(たんそ)菌の生きたサンプルが誤送付された問題は、これまでの報道よりもはるかに悪い状況であり、サンプルは50か所を超える研究所に送付されていたと発表した。

 米国防総省当局者らは、公共衛生への脅威はないと主張した上で、最新の数字によると、炭疽菌の生きたサンプルは国内17州と首都ワシントン(Washington D.C. )、国外ではオーストラリアとカナダ、さらに韓国にある米軍基地などの51の研究所に送付されていた。

 ロバート・ワーク(Robert Work)米国防副長官と複数の高官らは、問題の調査がさらに進めばサンプルが誤送付された研究所の数はさらに増える可能性があると認めている。

 ワーク副長官によると、ユタ(Utah)州にある米陸軍研究所で当局者らが「死んでいる」と信じていた炭疽菌の少なくとも4株が、実際は不活性化されておらず生きていると判ったのだという。

 この4株は2005年のもので、これのサンプルが全米と外国の研究所に研究用として送付された。(c)AFP