【6月3日 AFP】2日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2015)、男子シングルス準々決勝の錦織圭(Kei Nishikori)対ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)の試合で、強風により客席近くに設置された大型ビジョンの一部が破損、落下し、観客3人がけがをする事故が起きたため、試合が一時中断した。

 事故が起きたのは第2セット終盤で、客席上方に設置されていたスコアボードを兼ねる大型スクリーンの金属板が、センターコートのメーンスタンドに落下。手すりにぶつかったあと、観客の上に落ちた。

 事故について、大会主催者は声明を発表し、「スコアボードを囲っていた金属板がはがれて落下し、観客3人が軽傷を負った。現場の安全が確保されたあと、試合を再開した。観客も座席に戻ることができた」と明かした。

 事故当時、コートでは強風が吹き荒れていた。負傷者のうち、1人の男性は頭と腕を押さえながら席を離れた。

 その後、現場付近の観客をいったん移動させて安全確認を取ったため、試合は約30分にわたって中断された。(c)AFP