【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2015)は1日、女子シングルス4回戦の順延分が行われ、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-7、4-6で第13シードのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)に敗れ、大会から姿を消した。

 2012年に全仏オープンを制したシャラポワは、翌年の決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に敗れたものの、昨年大会(French Open 2014)で女王に返り咲いており、4年連続の決勝進出を目指していた。

 しかし、今大会で早期敗退を喫したシャラポワは、来月29日に本戦が開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)に向けて早速準備に取りかかるようだ。

 今年は、全仏オープン閉幕から3週間後にウィンブルドンが開幕するとあって、選手にはグラス(芝)コートに適応する時間が多めに与えられている。

 シャラポワは、ウィンブルドンの前哨戦となるノッティンガム・オープン(Aegon Open Nottingham)、エイゴン・クラシック(AEGON Classic 2015)、エイゴン国際(Aegon International 2015)に出場するかどうかは明かしていない。

 2004年にエイゴン・クラシックを制したシャラポワは、同年のウィンブルドンで優勝を飾っている。2011年に、再び決勝進出を果たしたシャラポワだが、そこではペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に敗れた。

 28歳のシャラポワは、「自分の準備とトレーニングを進めて、4週間後どんな状態になっているかは考えないようにしたい」と語り、「アスリートとして、できるだけ高い位置にいきたい。そこまでに、どんなやり方をしなければならないのかは分かっています」と続けた。

「イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2015)ではリズムをつかんでいましたが、数週間それを保つのは難しかった」

「だから基本に立ち返るのです。努力すれば何ができるのかも知っているし、どういう気分になるのかもね」

「ウィンブルドンが来るころには、準備ができているでしょう」

(c)AFP/Andy SCOTT