【5月30日 AFP】ナイジェリアの首都アブジャ(Abuja)で29日、ムハンマド・ブハリ(Muhammadu Buhari)新大統領の就任式が行われた。厳粛な軍隊形式に同国の伝統文化が混じった式典で、ブハリ新大統領はイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」など同国が抱える課題に「真正面から」立ち向かっていくと誓った。

 イスラム教徒が多い北部出身のブハリ大統領は、地元の伝統的な白衣に身を包み、就任式で「私は皆の味方であり、また誰にも属していない」と述べ、さらに前途に「多大な課題」があること認識していると語った。

 ブハリ大統領はまた、ボコ・ハラムについて「心を持たず、神をも認めない、イスラム教から最も離れた集団である」と話し、昨年同国ボルノ(Borno)州チボク(Chibok)から拉致された女子生徒を含む人質救出に意欲を見せた。(c)AFP/Ola Awoniyi, Cecile De Comarmond