【5月30日 AFP】汚職スキャンダルに揺れる国際サッカー連盟(FIFA)のジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長は29日、2018年と22年のW杯が、それぞれロシアとカタールで開催されることを明言した。

 スイス警察は27日、チューリヒ(Zurich)でFIFA幹部7名を1億5000万ドル(約185億円)を超える収賄容疑で逮捕している。

 捜査の手は18年と22年のW杯開催地決定おける不正の追及にも及んでいるが、バルク事務局長は、W杯はロシアとカタールで開催されることになることを明かした。

「その質問の答えはイエスだ。われわれが現時点で手にしている情報では、2018年のW杯はロシアで開催され、その4年後にはカタールで開催される」

 FIFAはW杯開催国決定の再投票はないと強調しており、今回の捜査を「歓迎」し、協力する姿勢を明らかにしている。

「スイスで当局に書類を渡したのはFIFAだ。開催地決定のプロセスにおいて不正がなかったことを証明するためにそうしたのであって、じきに明らかになるだろう」

(c)AFP