【5月28日 AFP】マレーシア北部国境地帯の山中で人身売買組織のものとみられる収容施設と埋葬地が見つかった問題で、当局は27日、同地には139人の遺体が埋められているとの見解を示した。

 ワン・ジュナイディ・トゥアンク・ジャーファル(Wan Junaidi Tuanku Jaafar)副内相は記者団に対し、埋葬地を調査した結果、墓の大きさからみて1か所につき1人の遺体が埋められているとの「明確な兆候を得た」と述べた。

 マレーシア当局が先に見つかった埋葬地を139か所と発表していた点をAFP記者が指摘し、遺体の数は139人分だと考えているかと問うと、ジャーファル副内相は「そうだ」と答えた。

 初期段階の調査結果によれば、遺体はイスラム教の伝統にのっとって白い布で包まれ、埋葬された場所には木の札が差してあるなど「きちんと埋葬されたようだ」とジャーファル副内相は語っている。(c)AFP