【5月27日 AFP】仏航空事故調査局(BEA)はこのほど、乗客37人を乗せて飛行中だったエールフランス(Air France)のボーイング(Boeing)777型機が今月2日、アフリカ中部の山に危うく衝突する事態があったとして調査を開始した。

 BEAの調査官らによると、赤道ギニアの首都マラボ(Malabo)からカメルーンの最大都市ドゥアラ(Douala)に向かっていた同機が「嵐を避けるため」に通常の飛行ルートを外れた際、「上昇」を促す自動警報装置が作動したという。

 嵐を避けるため通常の飛行ルートを外れたことにより、同機はそのまま進めば、標高約4040メートルのカメルーン山(Mount Cameroon)に衝突する可能性があった。だが、迅速に高度を上げるよう促す警報により、事故は回避された。負傷者はおらず、同機はその後、問題なく飛行を続けた。

 エールフランスはこの事態があったことを認め、内部調査を実施する方針を明らかにしている。(c)AFP