【5月27日 AFP】今月死去したブルース界の巨匠B・B・キング(B.B. King)さんの死因をめぐり、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)市の警察当局は26日、現時点で捜査を進めていないことを明らかにした。同州クラーク(Clark)郡の検視局は前日、捜査は行うが、今のところ殺害された証拠はないと発表していた。

 キングさんは今月14日夜、自宅のあるラスベガスで死去した。89歳だった。

 米芸能ニュースサイト「イーオンライン(Eonline)」によると、キングさんの娘のカレン・ウィリアムズ(Karen Williams)さんとパティ・キング(Patty King)さんは、キングさんがビジネスマネジャーのラバーン・トニー(Laverne Toney)さんと個人秘書の2人に毒殺されたと主張しているという。

 ラスベガスを管轄するクラーク検視局は25日、ラスベガス市警察(Las Vegas Metropolitan Police DepartmentLVMPD)と共同で捜査を行うと発表していた。だが同市警察当局は26日の声明で、「クラーク郡検視局がキング氏の死去が自然死によるものでないと決定するまでは、いかなる捜査も進めない」と述べている。(c)AFP