【5月27日 AFP】(一部更新、写真追加)ケニアの弁護士がバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に対し、長女マリア(Malia Obama)さん(16)との結婚を認めてくれたら牛50頭をはじめとする家畜を贈ると申し出ている。現地紙ナイロビアン(The Nairobian)が26日に報じた。

 弁護士のフェリックス・キプロノ(Felix Kiprono)さんは同紙に対し、オバマ大統領に雌牛50頭のほかヒツジ70頭、ヤギ30頭を贈る用意があると語った。「2008年からマリアさんに思いを寄せてきた」という。

 オバマ氏が最初に大統領選に出馬した当時、マリアさんは10歳だった。キプロノさんは、「実はあれ以来、私は誰とも付き合っていない。マリアさんに対して誠実であろうと決めたんだ。このことは家族にも伝えてあり、家族は私がより多くの婚資(結婚する際に花婿が花嫁の親族に対して行う支払い)を蓄えることに協力してくれている」と述べている。

 また、今年7月にオバマ大統領が父親の祖国ケニアを訪問する際にはマリアさんが同行することを願っており、大使館を通じて大統領宛ての書簡を送る考えだ。

 キプロノさんは「オバマ家の資産が目当てだと言う人もいるかもしれないが、そうではない。私の愛は本物だ」と話し、欲得ずくの求婚ではないと述べた。年齢は非公開だが、若い弁護士であるキプロノさんは、マリアさんと共に「素朴な生活」を送りたいと話している。

 ケニアでは西部のコゲロ(Kogelo)村に、90代になったオバマ氏の祖母や、オバマ氏の親族らが現在も暮らしている。(c)AFP