【5月24日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、昨年の全仏オープンテニス(French Open 2014)で共に戴冠を果たした男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を軽視するのは「失礼」だと話した。

 ローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)で66勝1敗という驚異の戦績を誇るナダルは、ここ10年で最低となる世界ランク7位で今大会に参戦する。

 全仏オープンを9度制しているナダルは、これまた10年ぶりに欧州のクレーコートで無冠となっていることから、パリ(Paris)で10度目のタイトルを獲得する可能性は低いだろうという見方が強い。

 しかし、2012年と2014年の全仏女王であるシャラポワは、「この時期は、誰もがラファに期待する。数試合に負けただけで疑問を投げかけるのは、失礼とも言えるんじゃないかしら」と話した。

「彼は絶対的な王者で、再び達成するのは訳ないことだと思う」

「また達成できるというモチベーションと、それを証明する力は、目を見張るものがある」

「私が彼の立場だったら、かなりの満足感を得ているでしょうから、なんだか少し悲しくなるわ」

「彼はこつこつと努力して、みんなが間違っていることを証明してくれるはずよ」

 ナダルは今大会で第6シードとなっており、順当に勝ち上がれば準々決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と衝突する。(c)AFP/Dave JAMES