【5月23日 AFP】米国で、高病原性鳥インフルエンザの感染が拡大しており、23日までにニワトリなどの家禽合わせて約4000万羽が殺処分された。この状況により、鶏卵の価格が高騰している。

 感染が拡大しているのは、野生のアヒルやガチョウから感染するとされている高病原性のH5N2型鳥インフルエンザで、その流行は米国の15州とカナダの2州に広がっており、ニワトリや七面鳥などの家禽が大量に殺処分された。

 このため、米国では鶏卵の卸売価格が約8割も高騰している他、七面鳥の肉の価格も上昇している。業界関係者によれば、鳥インフルエンザの流行が収束しても、年内は価格の高値が続くと見込まれている。(c)AFP/Paul HANDLEY