【5月22日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は21日、アジアに1100億ドル(約13兆3000億円)のインフラ投融資を行う計画を表明した。中国が主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(Asian Infrastructure Investment BankAIIB)」に対するけん制とみられる。

 都内で講演した安倍首相は、日本とアジア開発銀行(Asian Development BankADB)が連携し、今後5年間の投融資額を30%増額する官民連携構想を発表。「長い目で見て、質の高いインフラ、イノベーティブなインフラを、アジアに広げていきたい」と述べた。

 安倍首相が提示した1100億ドルは、中国と50か国以上の創設メンバーで創設される予定のAIIBの資本金1000億ドルをわずかに上回る。(c)AFP