【5月16日 AFP】14日に行われたサッカーリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2015)決勝トーナメント1回戦第2戦で、ボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)のサポーターがライバルチームのリーベル・プレート(River Plate)の選手に対して毒性のある液体をかけたため、試合が前半終了時点で中断された。ボカは大会敗退の危機にさらされている。

 南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、大混乱の中0-0として残された続きの45分間を行うか、あるいはリーベルに勝利を与えるかを検討している。

 CONMEBOLの広報担当は、事件の「重要性を無視することは不可能」とし、ボカに対してパラグアイ時間の16日午後2時までに、「適当とみなす意見を提出」する猶予を与えた。

 ファンによる相手選手への襲撃を糾弾したボカはリーベル側に謝罪し、最悪の事態に備えている。

 ボカのダニエル・アンヘリチ(Daniel Angelici)会長は会見で、「規律委員会が下す判断はいずれにしろ複雑なものになるだろう。公平でバランスのとれたものでなければならない。われわれは暴力的なファンの人質にもなりたくないし、罰せられないままにさせたくない」とコメントした。

 もしCONMEBOLがボカの敗戦と裁定を下せば、ボカは大会から姿を消すことになる。