【5月13日 AFP】ネパールでは、12日に新たに発生したマグニチュード(M)7.3の地震の生存者の救出活動が、翌13日も続いている。各地では地滑りが発生した他、多数の建物が崩壊。周辺国を含めた死者は80人以上で、先月25日に起きたM7.8の地震の死者数との合計は8200人を超えた。

 ネパール内務省報道官によると、新たな地震によりこれまでに65人が死亡。またインド北部で17人、中国のチベット自治区で1人が死亡した。

 ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)では、先月の地震で損傷していた大型の建物2棟が倒壊。だが、さらに被害が大きかったのは、先月の地震で最悪規模の被害が出ていたドラカ(Dolakha)地区とシンドパルチョーク(Sindhupalchowk)地区の2地区だった。

 バムデブ・ゴータム(Bamdev Gautam)内相によると、ドラカ地区では多数の家屋が倒壊。死者数は今後増える恐れがある。また赤十字(Red Cross)によると、シンドパルチョーク地区チャウタラ(Chautara)では数百人規模の負傷者が出ている。(c)AFP/Paavan MATHEMA