【5月13日 AFP】サウジアラビアが主導するアラブ連合軍が、イランの支援を受けているとされるイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力フーシ派(Huthis)を標的に空爆を行ってきたイエメンで12日夜、サウジ側が提案した5日間の停戦が発効した。

 12日午後11時(日本時間13日午前5時)に予定どおり停戦が実現したかどうかを問われたアラブ連合軍の報道官は、「確かに始まった。11時だった」と回答した。

 しかし、6週間以上にわたって空爆を実施してきた連合軍側はフーシ派に対し、停戦違反があれば直ちに攻撃する用意はいつでもできていると警告している。

 この停戦は、切実に必要とされている救援物資の搬入を目的としている。しかし援助団体は、もっと多くの時間が必要だと訴えている。

 停戦発効の前日11日、連合軍は首都サヌア(Sanaa)にある武器庫を空爆。当局者によると、その際の爆発で少なくとも69人が死亡、250人が負傷した。死傷者の大半は民間人だという。(c)AFP/Jamal al-Jabiri and Ian Timberlake in Riyadh