【5月12日 AFP】(一部更新)20世紀美術の巨匠パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の油彩画「アルジェの女たち バージョンO(The Women of Algiers, Version 0)」が11日、米ニューヨーク(New York)で競売に掛けられ、美術品の競売額としては史上最高の1億7936万5000ドル(約215億円)で落札された。

 競売大手クリスティーズ(Christie's)が主催したオークションでは、開始と同時に白熱した電話入札合戦が11分余りにわたって展開された。事前の予想落札価格は1億4000万ドル(約168億円)だった。

 その数分後には、スイス出身の芸術家アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti)のブロンズ像「指さす人(Man Pointing)」にも入札が殺到。立体芸術作品の競売額として史上最高の1億4128万5000ドル(約170億円)で落札された。(c)AFP