【5月3日 AFP】ボクシング世界ウエルター級王座統一戦12回戦が2日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われ、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)が判定の末3-0(118-110、116-112、116-112)でマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)を下した。

 長らく待たれた「世紀の一戦」で勝利したメイウェザーは、戦績を48勝0敗として無敗記録を守るとともに、自身の持つWBAとWBCのベルトに加え、パッキャオのWBOのベルトを手に入れた。パッキャオはこれで通算戦績を57勝6敗2分けとしている。

 しかし、判定が発表されるとパッキャオのファンは力強いブーイングでメイウェザーの試合後のインタビューをかき消そうとした。

 パッキャオは第1ラウンドから積極的に出て圧力をかけ、序盤のラウンド終了間際には左をメイウェザーのあごに命中させた。

 しかし、最終的にパッキャオは序盤の自身の激しいペースを12ラウンド保ち続けることができず、メイウェザーにカウンターを許し、強烈な右で動きを止められた。

 メイウェザーは試合後、米テレビ局ショウタイム(Showtime)との6試合の契約を全うする今年9月の試合を持って引退すると改めて表明している。

 一方でパッキャオは、「勝ったと思った。彼は何もしていない」とコメントした。(c)AFP/Greg Heakes