【5月3日 AFP】総選挙を目前に控え、英ロンドン(London)の観光名所となっている大型観覧車「ロンドン・アイ(London Eye)」のライトアップが1日から、各政党のシンボルカラーに変わった。色の配分には、その政党がSNS最大手フェイスブック(Facebook)上でどれだけ話題になったかで決まるという。

 ロンドン・アイからは、テムズ川(River Thames)を挟んで英国会議事堂が見下ろせる。ライトアップは総選挙当日の7日まで毎晩行われる。ライトアップの色の分量は、フェイスブックへの各政党に関する投稿の数と、それらに対する「コメント」「いいね」「シェア」の数に応じて割り当てられる。

 ちなみに、今年1月1日~5月1日に最も多くフェイスブック上で議論された政党は、移民政策に反対する英国独立党(UK Independence PartyUKIP、シンボルカラー:紫)で、約300万人から計約1560万回の投稿・反応があった。

 デービッド・キャメロン(David Cameron)首相率いる中道右派の保守党(Conservatives、青)は2位で、約250万人によって1220万回ほどのやりとりがあった。

 第3位は中道左派の野党・労働党(Labour Party、赤)の約970万回。続いて、保守党と連立与党を組む中道派の自民党(Liberal Democrats、オレンジ)と、英国からの独立を目指す左派のスコットランド民族党(Scottish National Party、黄)が200万回余りで並び、左派の緑の党(Green Party、緑)が約130万回だった。(c)AFP