【5月2日 AFP】ボクシング世界ウエルター級タイトルマッチで対戦するマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)とフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)が1日、1万人のファンが見守る中、米ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で前日計量を行い、ともに1回目でパスした。

 異例の有料公開で実施された計量は、「マニー、マニー」という合唱が響く中、パッキャオが先にステージに登場し、145ポンド(65.7キロ)でパスした。

 続くメイウェザーは、観客をにらみつけるパフォーマンスでステージに登場すると、リミットを1ポンド下回る146ポンド(66.2キロ)でパスした。

「世紀の一戦」を翌日に控えた今回の計量は、ボクシングでは異例の有料公開で実施され、10ドル(約1200円)で正規販売されたチケットを100ドル(約1万2000円)以上払って入手した観客もいたとされている。

 なお、有料公開の収益はすべてチャリティーに寄付される。

 メイウェザーは米スポーツ専門チャンネルESPNに対し、「明日(2日)に向けて集中する。ボクシングというスポーツに20年以上を捧げてきた。準備はできている」と語っている。

 一方、パッキャオは5年以上かかった世紀の一戦が実現したことに対し、メイウェザーに感謝を示しつつ、「すべてのファンにこの試合を見る資格がある」とコメントした。(c)AFP