【4月30日 AFP】リビア暫定政府は29日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が殺害したとされているジャーナリスト7人について、当局が身柄を拘束している容疑者5人が犯行を認めたことを明らかにした。

 政府がSNS最大手フェイスブック(Facebook)の公式ページで発表した声明によると、身柄を拘束されている容疑者はリビア国籍2人とエジプト国籍3人。

 5人は取り調べの中で、昨年8月から行方が分からなくなっているリビアのテレビ局バルカ(Barqa)の記者5人と、同9月に行方不明になり今年1月にIS傘下の組織が「処刑した」と発表したチュニジア人のジャーナリスト2人を殺害したことを認めたという。

 政府によると、殺害された記者らの遺体は東部ダルナ(Derna)郊外に埋められたとされているが、同地はISをはじめ過激派組織が支配しているため、まだ収容できないままだという。

 政府の声明は、記者らが殺害された時期や、容疑者がいつ拘束されたのかには言及していない。(c)AFP